プリウス日記 Prius Diary --- インスパイアー・ザ・ネクスト? ---
2002年9月分

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 9月29日 移行の続き。ソフトウェア的整備

 前回、ハードウェア的な移行をしたので、今回はソフトウェア的な移行をする。
 移行というのは、昔の環境をそのまま新しいマシンに持ってくることだから、アプリケーションやフォルダーの構成なんかもなるべく元の環境と同じになるようにしたい。

 まずは、アプリケーションをインストール。グラフィックソフトの『Paint Shop Pro 7』、ホームページ作成ソフトの『HomePage Creator 5J』などなど。
 でもって、前回バリュースターNXから移したフリーウェアをプリウスのProgramFilesフォルダーに入れて、スタートメニューにショートカットを登録。FTPソフトの『RootFTP』、テキストエディターの『EMEDITOR(のフリー版)』などなど。これらは、インストールがいらず、たんにコピーするだけでいいのがうれしい。特にRootFTPなんか、サイトの設定やパスワードなんかもフォルダーごとコピーするだけでそのまま使えてナイス。
 ちなみに、これらのソフトは、それが優れているからという理由というより、たんに使いなれているか使っているにすぎない。特にEMEDITORなんか全然使う必要なく私の場合WindowsXP付属の『メモ帳』で十分かもしれない。
 ついでに、EMEDITORなどを“送る(SendTo)”にも登録しておく。

 それから、これらのソフトで使いやすいよう、データが入ってるフォルダーもコピーする。実はNXでは、データ用のドライブというのを作っていたのだが、プリウスでは、80GBを1つのパーティションとして使うことにしたのでそのままというワケにはいかない。XPになれる意味も含めて、マイドキュメントフォルダーにいろいろフォルダーを作って活用することにする。

 そんなこんなで、今回初めてプリウスでこのページの更新をしてみた。ソフトウェア的には特に問題がなかったのだが、キーボードが使いにくい! プリウスのキーボードはNXに比べて小さいため、キーがぎゅっと押し込めた感じで配列されている。特にDeleteキーとカーソル移動キーの位置がいつもの場所にないというのがなんとも。

 それから、IEのお気に入りをインポート。これは問題なかった。
 問題があったのは、メールソフトの移行。
 NXではアウトルック・エクスプレスを使っていたのだが、プリウスには『オフィスXP』というかアウトルックが入っていたのでこれを使ってみることにしたのだけど……。アドレス帳や過去に来たメールの移行のしかたがよくわからん。
 結局、アドレス帳は、名前のリストだけインポートできた。各人のメールアドレスは入力しなおし。そんなぁ。まぁ、もともと6人しか登録してなかったので、これはまぁいい。過去のメールは、まず、NXのデータをプリウスのアウトルック・エクスプレスで読み込み、それをアウトルックにエクスポートという方法をとった。同じマイクロソフトのメールソフトどうしなのになぁ。なんとかならんもんか。
 ところで、私はアウトルックを使うのは初めてなんだけど、なれてないせいか、これ使いにくいね。というか、使い方がいまいちよくわからんのよ。


9月23日 移行移行NX→Prius

 いいかげん、バリュースターNXからプリウスへの移行作業を進めることにした。
前回、できることがわかって、放っておいたアーベルのリンクケーブルを使って,
ファイルをNXからプリウスへ移す。

 NXにはもともと3.2GBのハードディスクが載っていて、13GBを増設してある。
しかし、その合計16GBのうち、9GBしか使っていない。
そこで、プリウスに“旧NX”というフォルダーを作って、NXの全データをコピーした。
たぶん、このうち必要なのは2GBくらいだと思うけど。

 そこそこ時間もかかって、コピー終了。
Cドライブのいくつかのファイルはコピーできなかったようだけど、
どうせ、システム関連なのでよし。

 このあと、実際にデータが使えるように、フォルダーを作ったり、移動したり
するべきなのだが、めんどくさくなったので続きはまた。

 それよりも、ハードウェア関連の移行を進める。
プリウスでも使えるようにしたいのは、プリンター2台スキャナー1台、そしてデジカメだ。
ところで、プリウスには、USB端子が、本体後ろに3つ(うち2つはシステムが使用済み)、前に2つ、そして液晶ディスプレーのヨコに2つついている。
写真はディスプレーヨコのUSB端子。
これだけあれば、機器を差しっぱなしにできるかな。

 これが、このページでも活躍している私のデジカメ、フジフイルムの『FinePix4500』。
鏡を使って、自分自身を撮影したため、FUJIFILMの文字が左右逆に写っている。
さて、デジカメは、さすがWindowsXPというべきか、USBのケーブルで接続したら
一発で認識された。

 私の2台のプリンターは、1台がキャノンのインクジェットカラープリンター『BJ F890』とかいうもの。こいつも、USBで接続するだけで、すんなり認識された。

 もう1台はエプソンのモノクロレーザープリンターで『LP-800』というやつ。
ところが、こいつにはプリンター(パラレル)端子しかなく、そしてプリウスにはパラレル端子が無い
 そこで、写真のような、パラレル→USBケーブルを買ってきた。コレガ製。2500円くらいだったかな。
 と・こ・ろ・が、このケーブルについてた、ドライバーソフトがフロッピーに入っていて、そしてプリウスにはフロッピードライブが無い
 しかたがないので、コレガのホームページからダウンロード。ちゃんと、こんなスキマ商品のドライバーもホームページにアップしてあって、えらいといえばえらい。

 で、これをLP-800につないで、プリウスに差す。
 と、せっかくダウンロードしたドライバーが使われる形跡もなく認識されたっぽい。

 ケーブル自体は認識されたっぽいのだが、プリンターLP-800のほうは認識されない。

 プリンタードライバーのCD-ROMがたしかあったと思うのだが、探すのもめんどうなので、エプソンのホームページからLP-800のWindowsXP用ドライバーをダウンロードしてくる。
 ところが、ケーブルをプリウスに差しても、ドライバーを探しに行ってくれず、ダウンロードしたファイルの中から“setup.exe”を実行したらうまくいった。
 このへん、もうちょっとなんとかなるといいのだけど。

 写真は上がBJ-F890、下がLP-800。
置き場が無いので、とりあえず、畳にじか置き

 さて、残りはキャノンのスキャナー『CanoScan FB636U』。
 こいつはUSB接続なので、問題ないでしょう。接続すると、画面右下にふきだしが出る。認識された機種名が微妙に違うけど、まぁ、使うドライバーは同じだろうだから問題なし。
 しかし、この後ウィザードが立ち上がって、ドライバーが見つからないと言われた。
 やれやれ。これもキャノンのホームページからダウンロードしてきて、もう一度、抜き差しして、ドライバーをインストールして無事終了。

 念のため、プリントアウトとスキャンのテストを行なう。
 プリントアウトは問題なくできたが、スキャナーのほうは、“電源が入っていない”と言われてしまう。
 ははぁ、プリンターのほうは自前の電源ケーブルを持っている。でもスキャナーはUSBケーブルから電源を取るようで、そして、プリウスの液晶ディスプレーのUSB端子では電力(?)が足りない(もしくは無い)ようで。
 そこで、プリウス本体のUSB端子にスキャナーを接続してみたら、ちゃんとエラーも無くスキャンできた。


9月15日 光に申し込んだ

 我が家のインターネット環境を、ついにというか、ようやくというかアップさせるために光ファイバー通信である、有線ブロードネットワークスのGate01というのに申し込んでみました。

 一昨日、電話してみたら、「ホームページから申し込むと初期費用が半額になりますので、ぜひホームページから申し込んでください」とのこと。半額で、1万8000円になるそうだ。高!半額でも高!

 うちは賃貸のアパートなんだけど大丈夫かと聞いてみた。うちが有線の対応地域だってことはわかっているので、「ケーブルが引ければ大丈夫です。調査員が下見して、すぐに引き込めそうな場所までケーブルが来ているかどうか見ます。来てなければ引き込める位置までケーブルをもっていく工事をします」うんぬん。その工事は初期費用に含まれているとのこと。
 そして、懸案の大家さんとの交渉も有線のほうでやるので、私としては一言声をかけておいてほしいとのこと。
 引き込みまでの期間は、早くて1ヶ月、遅くて3ヶ月だそうだ。

 ふむふむどちらにしろ、まずホームページで申し込んでみろということか。キャンセル料はかからないらしいし。

 というわけでGate01のホームページへ。申し込みページへ行くと、最初に対応地域かどうかを調べるため、住所をクリックして選ばされる。もちろん対応地域なので(そもそも、対応してることを知ってたから有線にしたのだ)、続けて“申し込み”ボタンを押す。ここで、名前やクレジットカード番号を入れるのだが、住所欄が最初から途中まで入力されているのは親切だな。

 で、申し込み終了。あとは、連絡があるのを待てばいいんだな。

 それはともかく、たぶん、XPをProfessionalにしてからだと思うけど、パソコンを起動するたび(“Prius Navigation”という、DVDやテレビを見たりCDを聞くソフトを起動するたびかも?)、図のようなダイアログが出るようになってしまった。DVDデコーダをアップグレードしろということらしい。

 で、“今すぐアップグレードする”というボタンを押すと、Roxioのホームページが開くのだが、それが英語で、しかもそれらしいリンクが見つからない。いったいなにをどうすればアップグレードできるのかよくわからないのよ。

 DVDが再生できなくなったのかと思い、例の『オーシャンズ11』を再生してみたけど、ちゃんと再生できている。

 でも気持ち悪いなぁ、そうだ“Windows Update”してみたらどうかな。ということで、Windows Updateしてみた。
 セキュリティ問題の修正プログラムなどなど、18個で合計14MB。でも、DVDデコーダーの修正らしきものは無いな。ま、いいや、続ける。接続がアナログ56Kなので、30分くらいかけてダウンロード終了。
 再起動してみたが……やっぱり、“DVDデコーダアップグレード”のダイアログが出る!

 むぅ。そのうち、日立か、ロキシオの日本法人か、マイクロソフトに電話して聞いてみよう。
 


9月10日 ふつう開けるでしょ?

 というワケで、なんとなくプリウスのケースを開けてみた。

 写真では上が本体前面、下が後面。さすが、ぎっちりつまってますな。
 基板類は右半分にしかなく、左半分はDVD-RAM/RドライブCD-RWドライブ。右上にはハードディスクが収まっている。うーん、空間的に内臓ハードディスクをもう一個増設するのは無理だなぁ。私の前機種であるバリュースターNXには13GBのハードディスクが無理やりケース内に増設してあって、それを取り外してプリウスにつけようかと思ってたけど、あきらめることにする。

 PCIスロットにはチューナーボードがささっている。メーカーはよくわからないけど、ひょっとして日立製だろうか。PCIスロットには、ひとつ空きがある。空間的にも空いてるから、ここにもうひとつPCIのボードを差すことができる。別に差す予定もないけど。
 写真では見えないけど、もう一個スロットがあって、えっと、なんて言ったっけ? とにかくそこにモデムのボードが差さっている。

 マザーボードはよくわからないけど、チップセットはsis650/sis961のセット。こいつはグラフィック機能内臓だから、AGPスロットがない。とはいえ、このグラフィック機能はAGP接続されたReal256というものらしい。性能的にはGeForce2MX程度なんだとか。

 ハードディスクをはずしたところ。ハードディスクはMAXTOR製5400回転の80GBのやつ。ULTRA ATA/100接続。

 さて、ハードディスクの下にはでかいヒートシンクがあって、この下にペンティアム4鎮座ましましているハズ。
 その右にはメモリーが2枚差さっている。このプリウスは搭載メモリーが512MBだから、256MBのDDR SD-RAM(PC-2100)モジュールが2枚ってことか。メモリースロットは2つしかないから、これ以上増やそうと思ったら、今差さっているやつをはずさなくてはならない。それはちょっともったいないなー。ま、当分は今のままで十分でしょ。

 ついでに、CPUのヒートシンクもはずしてみる。

 ペンティアム4 1.7GHzご尊顔ちっちゃいなぁ
 しかし、表面はグレーに塗られていて、ペンティアムとかの刻印(っていうか、印刷か?)は読めなくなっている。ヒートシンクへの熱伝導性を高めるためのなにかだろうか?
 1.7GHzっていうと、私のバリュースターNXのペンティアムU 233MHzから考えてもすごい高性能なんだけど、いまや、3GHzに届こうかという時代。このマシも4年くらいはがんばってくれるといいなぁ。

 ということで、こうしてみると、内部への拡張性はほとんど無いに等しい。その代わり、外への拡張性があるからいいのだけど。
 


9月2日 WindowsをProfessionalにアップグレード

 さて、この図のとおり、売られているプリウスには『Windows XP Home Edition』がインストールされている。よく考えたら、自宅で使うぶんには、これでなんの不満もないハズなのだが、大きい金額を持って気が大きくなっていたのか、うっかりいっしょに『Windows XP Professional ステップアップグレード版』というのを買ってしまったのだった。
 せっかくなので、これを使ってProfessionalにアップグレードしておく。

 CD-ROMを入れると、メニューが自動起動。“アップグレードする”みたいなメニューを選ぶとセットアップ作業が始まる。

で、始まって、すぐのこと。

 このようなダイアログが。
な、なに! DVD-RAMが動かなくなる可能性があるだと! プリウスのウリのひとつであるDVD-RAMが動かなくなるんじゃ、アップグレードする意味がないじゃん。
 というワケで、セットアップをキャンセル。

 そういえば、DVD-RAMってまだ使ってなかったなぁ、ということに思い当たり、プリウスについてきた片面4.7GBのDVD-RAMを使ってみることにする。

 デスクトップの右端に、図のようなアイコンらしきものが表示されていて、ここにファイルをドラッグ&ドロップするだけで、DVDやCD-Rなんかに書き込めるというものらしい。
 DVD-RAMをドライブに入れて、さっそく、フォルダーをひとつドラッグ&ドロップしてみる。すると、アイコンの中に“READY”というマークが現われ、そいつをクリックすると、実際に書き込みを始めるようだ。図では上から2番めの“Writing…”と表示されているのがそれ。
 ほほぉ、DVD-RAMって、別にフォーマットとかしなくても書き込めるんだ。便利便利。でも、720MBもあるデジカメ画像フォルダーを入れたので書き込みに10分もかかってしまった。これは早いのか遅いのか? 720MBで10分だから…約1.25Mbpsか。まぁ、こんなもんか。

 しかーし。追記でもう一個なんかファイルを書き込もうとしたら、“追記書き込みできません”とかいうふざけたエラーが出てしまった。じゃぁ、ってことでエクスプローラを開いて直接Eドライブにドラッグ&ドロップしてみてもやっぱり書き込めない。なんだかなー。
 で、Eドライブを右クリックしてメニューから“フォーマット”をしてみる。おっ、フォーマットはほんの数秒で終わったな。で、ここで、もう一度720MBのフォルダーを、Eドライブに直接ドラッグ&ドロップ。やはり10分ほどかかって書き込み終了。追加で別ファイルをドラッグ&ドロップしてみてもちゃんと書き込める。な・の・に。図のデスクトップ上にあるアイコンにドラッグ&ドロップするとやっぱりエラーが出る。うーん、このへん、ソフトの使いかたをちゃんと読んどくべきか。まぁいいや。めんどくさいのでまた今度。
 で、とりあえず、DVD-RAMはちゃんとWindowsXPで動いていることがわかった。アップグレードしたって、そのへんのことはさすがにXPなんだからちゃんと引き継いでくれるだろう、と期待をこめて、再度アップグレードしてみることに。

 そしたら、途中、sisのドライバー(ビデオチップか?)が見つからないだの、Yamahaのドライバー(音源関係だろう)が見つからないだの、LANのドライバーが見つからないだのとうるさい。HomeEditionで動いてんだから、ドライバーがないワケないだろ、と思いつつ、C:\WINDOWSの中からなんとかドライバーを探し当て、無事インストール終了。不思議とDVD-RAMのドライバーが見つからないとは言われなかった。しかし、これ、普通の人にはインストールできんよ。もう。

 で、無事、Professionalになった画面。

 デバースマネージャで見ても、“”もなく、無事すべて動いているようだ。DVD-RAMに書き込んでみたが、ちゃんと書き込めた。よかったよかった。

 って、よくないぞ!
 プリウスのXPは当然OEM版なので、例の“ライセンス認証”は必要ない。つまり、インターネットにつながってない人(ってのもあまり意味のない人だが)でも使い続けられるワケだが、アップグレードしたら、ライセンス認証しろ、と言われるようになってしまった。
 おいおい、そりゃないだろ。そのへんもちゃんと引き継いでほしいなーと思った残暑厳しい2002年9月のことでした


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